根継ぎ

木材の「欠点」

それは湿気・水分に弱いこと

柱で痛みの激しい部分は地面に近い根元部分。もしくは、浴室などの水廻り。

柱下側の腐った部分を新しい材料に交換することを「根継ぎ」という。

継ぎ方はいろいろとあるが、基本的には圧縮はもちろんのこと、引き抜きや曲げに対しても強い継ぎ方が多い。

交換する材料は同種の材、特に一緒に使用されていた柱材の再利用が望ましい。

¨金輪継ぎ¨

一般的な根継ぎの方法で、上木下木ともに同じ形をしてて、継ぎ手の長さは木材の成(せい)の3倍、3.5倍程度だ。柱だけじゃなく梁などの横架材にも使われる。

¨四方鎌継ぎ¨

古民家ではあまり見ず、社寺などに多い。装飾的な意味合いが強く、対角線の方向から滑り込ませて組み合わせる。組み合わせた形だけ見るとどうやって継いだのか驚く形をしてる。

¨箱継ぎ¨

二つの面が見えがかりになるよう対角線から半分ずつ上下の柱材を欠き取り、中央に車知を打つ根継ぎ方法だ。