日本の伝統的な建築には、凛々しさとやさしさが共存しています。
そこには、日本文化の奥深さと奥ゆかしさが感じられます。

しかし今の時代のスピード感の中では、その良さに気付かれる前に避けられ、過去のものへと追いやられてしまっています。建築を例にとりましたが、それは形として残るものだけにとどまりません。しかしそれらは、先人達が長い時間をかけて培ってきたものです。

そんな貴重な財産を私たちの時代で簡単に終わらせてしまっていいのでしょうか?
次の時代に引き継ぐことが私達の責務なのではないでしょうか。

伝統や文化を見据え、そこから学ぶべきものを学び、それを踏襲した上で、現代生活の便利さ・快適性を後退させることのない新しい価値観を次の世代に繋げていきたいと考えています。

日本伝統再築士会京都支部
支部長 木村 正宏