3Dパースが出来るまで

「3Dパース」ってどうやって作るの??

ってことで、よくインターネットや住宅やマンション販売のチラシなどで見かけたり、

建築工事の打合せで提案の際見せられたりする「3Dパース」

実際どうやって作ってるのか解説しちゃいます。

〜3Dパースが出来るまで〜
手順
①プラン図の用意
②モデリング
③テクスチャの貼り付け
④光源の設定
⑤レンダリング
⑥画像取り出し

ざっくりこの6つのステップを踏んで3Dパースは完成する。

【①プラン図の用意】
まずはもととなるプラン図がなきゃ始まらん。
自分でプランした空間で3Dパース作るなら、2D平面図があれば大丈夫。
なぜなら、天井高さや壁・天井の色、どんな照明器具をつけるかは、プランした本人の頭の中に描けてるからだ。
だけど、他人の作ったプランで3Dパースを作るには、2D平面図に加え立体的に空間を作るための情報が必要だ。
例えば展開図、仕上げ表など。もしくは、どんな空間にしたいのかの綿密な打合せが必要だ。

【②モデリング】
これは、コンピュータ上で①で用意した2D図面の上に3D空間を立ち上げる作業だ。
3D空間といっても、床や壁・天井はのべっとした単色だ。輪郭だけが表現された状態。
まだお絵描きチックで、リアルな3Dパースには程遠い。
私の場合、ここまでは2D図形と3Dモデル化をシームレスに行き来でき、自由自在な3Dモデルを作成できる「VectorWorks」という建築CADで作業を進めている。その他にも多数モデリング出来るCADがある。

【③テクスチャの貼り付け】
ここでテクスチャや光源設定、レンダリングに特化した「TwinMotion」というソフトに切り替えて作業を行う。これらを行うソフトもまたいろいろ種類があり、使いやすさや設定できる内容に違いがある。
ちなみにこのソフトは⑤のレンダリングをリアルタイムで行ってくれるソフトなので、レンダリング後の仕上がりイメージしながら作業を行っていけるのでやり易い。
ここでようやく単色だった空間に、色柄がついて3Dパースっぽく見えてくる。
床のフローリングには木目、壁・天井にはクロス、アクセントの壁にはへリボーンのテクスチャを貼り付ける。

【④光源の設定】
ここでよりリアルな3Dパースに仕上げるために空間に光源を与える。
光源とは、太陽光やダウンライト、ペンダントなどの照明器具から発せられる光だ。
どんな色の光を、どの方向から、どれだけの強さで放射するか。
また、③で貼り付けたテクスチャの光の反射率も設定する。
窓から差し込んだ太陽の光、それが部屋の壁や天井の壁紙、家具などに反射して、空間を明るくする。
逆にこの反射率を下げると窓から離れた部屋の奥などは暗くなる。

【⑤レンダリング】
この言葉は聞き慣れないだろう。
3Dパースを仕上げる上でかなり重要な工程だ。
とはいってもこのレンダリング、特別大変な作業をやるわけじゃない。
3D空間で、④で設定した光源からの光の軌跡をコンピュータ上で演算処理させ2D画像を生成させるんです。
これをすることによって、光がリアルに表現され、写真と見間違うような3Dパースが出来上がるんです。
※リアルタイムレンダリングよりもっと高度な演算処理を行う。

【画像取り出し】
最後は、レンダリングによってリアルに表現された3Dパース(2D画像)をJpegなどの画像データで出力して出来上がり。

まとめると、
コンピュータ上に3D空間を作り上る。

そこに色柄を貼り付ける。

光源を設定

コンピュータ上で光の反射を処理

そこから、2D画像を生成

画像データにする。

一番時間を要するのは③テクスチャの貼り付け、④光源の設定だ。
実際の完成時の見た目に近づけるため、使う素材に酷似したテクスチャを探してきたり、自分で作ったり、方角や実際の光の差し方をイメージしながら調整を行ったりと。

こうした苦労の末、3Dパースは出来上がる。