今日は診断日
今日は、築100年近い古民家の伝統耐震診断に行ってきた。
いい天気♪晴れ、無風、静か。最高の診断日和
実は、建物は常に地震発生時以外でも微細な振動を受けて建物自体振動を起こしている。
正確には交通機関や各種機械などから人為的に受ける振動や、風や波浪などの自然現象に基づき地盤が小さな振動をしているのだ。
伝統耐震診断は、この微細な地盤の振動と、それに起因する建物の振動を同時に計測しその振動データを解析処理する事で建物の振動特性値を求め地震の際に建物がどう地震応答での振動をするかを推測し、耐震補強に役立てる方法だ。
実際の計測は地震計を建物近くの地盤面と、建物中央部の小屋組の梁天に水平直角方向に建物の短辺方向、長辺方向に設置し、データを収集して解析を行う。
この耐震診断は、伝統的な建物や伝統的建物に現在の建築基準法に定められている在来工法により増改築された混構造の建物の耐震性能を診断できるのが大きな特徴だ。