千里のお茶の間

千里のお茶の間

マンションに和室を埋め込んだ改装工事です。

土・木・紙・竹… 日本の建築を支えてきた素材で出来上がった空間は、その技術の確かさやディテールの表現も手伝って、想像の枠を超えた絶妙な「やさしさ」を生み出します。マンションの限定された空間の中だったから、より強く感じたのかもしれません。

しかし、この「空間のやさしさ」は画像ではなかなか伝わりません。空間体験しないとわからないし、やさしい心で感じないと感じられないような遠回しな空間性能は、その良さに気付かれる前に避けられ、どんどんその需要は減っています。見た目のインパクトに弱く、モダンさが感じられないのも避けられる理由だろうし、メンテナンス性っていうのも理由の一つに挙げられると思います。

でもこういう空間には、ちょっと佇んでから「…やっぱりいいねぇ。」って、思わず口をついて出るような空気感があるんです。 そんな空気感を大切にしたいと思っています。